イスタンブール帰着(11/13)~まだまだ新しい世界を見てみたい!~

こんちは。イスタンブール戻ってきました。

 

前回の記事で、転職に至る要因として②上司/ 先輩の姿を見た時の未来の満足度予想が50% を下回っていたから、というような事を書きました。


では何故50%以下だと感じたのか、 この点についてもう少し深掘りしてみたいと思います。


※様々な要因が50%以下たらしめており、 全て書くと文字数が無茶苦茶多くなりそうなので、 まずこれは書いておきたい!と思うメイン所から書きますね。。


まず50%という数字ですが、 勿論単なる感覚的な数字でしかないです。そして50% はとても譲歩的な水準で、成行シナリオ( 今自分が想像しうる努力や出来事を折り込んだ場合) の将来図において、"最低限クリアして欲しい" 水準という感じです。


当然自分自身の今後の行動や意思で未来は変わると思っています。 未来は何が起こるか分からないので、結果論として100% を大幅に上回るシナリオもあるでしょう。 しかしそんな事を考えても無駄で、 今現在のアクションを決める為に、 今想像しうる成行値が感覚的に50% は超えてくれないと困ると思うのです。


まず金銭的な環境において、 デンソーはかなり優れている環境にあります。 世間一般的にまず最初に重要視される経済面において、 何ら問題無しと言えます。また、 私は上司先輩もクズだと思うような人は基本いなかったし、 何ならやっぱり優秀だなと思う方が多かったと思っています。 これらの点において、 転職に繋がった要素は無かったことをまず伝えておきます。
一応ポジティブ面をお伝えした上で(笑)、 それを持ってしても50%を切る要因を書いていきましょう。


まず最初に思ったのが土地の問題ではないかと思います。正直、 これから勤め続けたとして三河の鳥籠に数十年居続けると思うと、 暗澹な気持ちになります。三河に居続けた時のuncountableな機会損失は、満足度押し下げ効果1位間違い無しです。

 

一応断っておきますが、 愛知県は非常に住みやすく、 タチの悪い輩みたいな人は奈良と比にならないくらい少なくとても平和な街で すよ!笑


ぶっちゃけ愛知県三河地方は外界から少し遠ざかった鳥籠に居る感がありまし た。トヨタ王国と揶揄されるように、 三河地方は自動車関係の製造業が集積する国内一大経済圏です。 住民の平均所得は高く、 地方自治体の財政は極めて健全で公共施設も綺麗。 まともな人ばかりという印象です。


デンソー、と言うか三河地方の製造業のサラリーマンたちは、" 結婚→出産→マイホーム"という、 綺麗なライフステージをさも当たり前かの様に進み、 それがデフォルト化されている国内でも非常に稀有で画一化された 社会だと思います。 愛知県は多少のバカでも大企業の製造現場の働き口があるので、 マイホームがたくさん建ちます。住宅需要が大きく、なんで? みたいなエリアでも土地がめっちゃ高いです。


実際に同期や先輩の中で、 元々私に近しい思考を持っていた人でも、 結婚したかと思えば凄いスピードで家のローン購入を決め、「 これで会社やめられなくなったわー」 と笑って言ってた人が何人かいました。 人生の進め方はそれぞれですし、皆幸せになってほしいです。
ただ、私の心の中では「なんで?」 と言う疑問が強烈に湧いてきて、あんま笑えなかったですけど。。


そんな三河エリアですが、他業界との繋がり、 予期しない新世界の発見、社外の複数コミュニティに所属する、 と言った点では非常に閉鎖的であり困難な環境と言えます。 これらは当初私が想定していた以上でした。これらは、 生涯私が特に重要視していきたいポイントですし、言わずもがな若いうちは特にです。

既に家庭というベースを持ち、 落ち着きたい年頃なら愛知県に居れると思いますし、 メリットをたくさん享受できる環境と思います。但し、 私が今求めているのは落ち着いた毎日ではない事は明確だったし、 だからこそ人生の基盤をここで固めていくことに対し、「嫌だ!」 と心の底から思ったのです。

移動の自由や、 付き合いの自由が奪われる事に対し未だ嫌悪レベルで嫌です。 年齢がそうさせるのか、歳を重ねて成熟すると変わってくるのか、 これは分かりません。

なので、私の足元の停滞感に加え、 そこが縁も所ない土地柄となると、「そろそろ次へ動こうか」 となるのは自然な流れだと思うわけです。


少し繰り返しちゃいますが、 デンソーに居続けるという前提に立って人生設計を考えると、 早めに結婚し、子供を授かり、綺麗なお家建てて生活する、 という道は1つの合理的選択の様に思います(会社もそれを後押しするかのような福利厚生システムになっています)。上述したように、 閉鎖的環境においては、 家庭と会社以外のコミュニティを持つ事が困難ですし、 大都市のような誘惑も多様な生き方をしている人とも知り合う機会 も無いので、家庭という土台をしっかり持った上で、 会社と家を往復するのが幸せと思います。

独身謳歌は?というと、言うに及ばず全く適してないし、尚更三河のこの会社である必要ないですよね。

 

まぁまだまだ新しいもの見たさが上回ったということです。東京に行かせて貰う機会も得たので、meetupアプリを使いながら複数コミュニティ参画を爆発的に加速させます。この辺りの今後の目論見も書いていきたいと思います。

 

 

長くなりましたが、 これでも言いたい事まだまだ全然書きたらない感があるということは、 余程私はここに強い思いがあるようです。

同じ事繰り返してるので3行くらいで終わる内容ですが、心の割と奥底の熱い思いが少しでも伝われば幸いです。

 

 

それでは。