冷蔵庫選びが。。(21/4/22)

こんちは。

 

ううむ。。

冷蔵庫選びが迷走している。

 

ペイペイモールで買うつもりでいた東芝ベジータの旧モデルがここ数日でなぜか4万円程度値が上がってしまった。。真因は謎だがまさに株価の様相だ。

 

買うタイミングを失ってしまった。

 

実は先日も秋葉原ヨドバシカメラビックカメラと市場調査に出かけたが、4月中旬にもなると安い旧モデルの在庫が売り切れ、日立、三菱、パナソニック、シャープ、東芝などなど今春発売の最新モデルがズラリ並んでいた。

 

それらは450リットル級観音開きで20万後半から30万円台とメーカー希望価格であり、販促無しの肥えた価格である。これでは買えない。


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という訳でどこかに旧型式の在庫が眠っていないかとインターネットで調べたところ、日立の2年前モデルを発掘することができた。


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これの性能と最新モデルとの差異についても店員に確認し、問題無きことを確認できた。

 

そう。そもそも冷蔵庫の性能というものは各社すでに頭打ちしており、一、二年そこらの進化などもはや微細な差でしかないのである。

 

日本の白物家電ってほんと細かな技術で差別化を図ろうとしのぎを削っており、こちらとしても勉強のしがいがある。。

 

例えば中段部分に野菜室があるのか冷凍室があるのか。またそれは腰の位置にあるか膝の位置にあるか。これらは冷蔵庫のバック側にモーターをどのように搭載しているかによってレイアウトに制約を与えるため、そこで決まってくる。そしてそれら基幹部品の形と配線構造こそ各社のノウハウの塊である。

 

ボディで言うと棚と仕切りの構造も、これまたノウハウである。それぞれの収納スペースにおける密閉具合により、省電力性能にもろに影響するし、冷凍室では霜が付きにくくなったり、野菜室では野菜のみずみずしさが少しでも長く保つために大きな要素となる。電気制御もさることながら流体力学や熱学だったり、様々な分野の知恵を駆使して各コンポーネントの設計がなされていると思うと、メーカーの涙ぐましい努力を感じる。

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日立はチルド技術。シャープは脱臭技術。東芝は野菜室。パナソニックはデザイン性?三菱は、、何やろ。

各社それぞれに固有の強みがあり、設計思想も異なり、付加価値の訴求ポイントが違うのである。

 

日本のモノづくりは部品サプライヤー一体となった擦り合せの技術。それはクルマも家電も同じなのだろうと推察する。

 

私は自動車業界に今も携わっているが、クルマづくりにおいてこんな細かいところ消費者見てねぇよ思うくらいの微細な改良が毎年毎年のマイナーチェンジで織り込まれている。一般消費者の多くはそんなことを意識もしないが、ただ確実に進化を続けているのだ。

 

今回は冷蔵庫という世界でもモノづくりに想いを馳せてみた。しかしクルマよりもコモディティ化が進んでいるが故に、アクア、ハイアール、LGと言った中国、韓国系メーカーの存在感もますます増しているところである。

 

しかし現地で確認して、やっぱり日本人の生活に合う冷蔵庫という観点では圧倒的に日本製という結論になりますけどね。

アクアのハリボテ感は中国のハリボテ高層ビルのように、ドアの開け締めする感じがスカスカで、ほんとに見た目だけいっちょ前で、内部の部品は安いんやろなというのが触ってみると分かりました。

 

みなさんも現地現物で確かめて見てください。