初、神戸クラウンパレス泊(2/6)

こんちは。

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今朝4時半に起き、東京から神戸の工場へ。

 

1日工場で仕事をして、今晩は初めて神戸本社近くのクラウンパレスホテルに泊まる事に。ここは神戸ハーバーランドの近くで窓からポートタワーも見える一等地。

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15階のダブルルーム。ソファは3人座れる。いつものチサンイン神戸とはレベルが違う。

 

しかしここは川重の偉いさん達も御用達なので我々のような平社員でも平日空いている時はいつも同プライスで部屋が優遇されるという。

 

神戸財界で言うと、やはり川重の力は強い。三河デンソーがそうだったように、神戸では川重はお山の大将的な扱いかもしれない。

 

俺はなんの努力もなくポッと入社して来て単なる出張でこんなに良いホテルに泊まらしてもらっている。

 

一般の人たちは神戸の旅行とかで記念日だとか特別な時間を過ごしに大枚をはたいて泊まるのに。

 

そんなバブリーな感じの事を言いながらも会社の19年度三四半期決算は良くなかった。とは言え私の想定よりは良かったが。

稼ぎ頭の油圧機器、産業ロボット落ち込みにより、もっとボロボロな決算かと思っていたが、環境プラントカンパニーや車両カンパニーが持ち直してそこまで見た目の悪い内容ではなかった。まぁ見た目は悪いけど悪いレベルはましである。

 

もちろん日経なんかは前年比ベースの利益率変動をパーセント表示するので数値的なインパクトを与えるような書き方をしているが、船、電車が死んでいる中、航空部品の特損を抱えながらも一応最終黒字で今年度を終えそうとも言える。

 

米中貿易摩擦のあおりは結構効いていて、そこは他の多くの製造業の決算も反映している通り、外的なマイナス要素もかなり強い。あと想定レートも円高に振れている。

 

まあ成長鈍化っちゃあそうだけど、向こう10年くらいはそこそこのプレゼンスで日本の大企業は生きていけるだろなと思った。ただ私が40近くなった時に仕込みができてない会社はワラワラと分社化されたり合併されたり統廃合して、労働条件が次第に悪い感じになりそう。

つまり今中学、高校生くらいで真面目に今の価値観で勉強してる子達がかわいそうだなーってこと。

 

大きな組織さえ入ればエスカレーター式に皆んなが課長みたいなポジションになって1,000万円以上収入を得てる事は間違ってもないでしょう。別になりたいとも思わないけど。。

 

だけど少なくとも今私は大きな組織の楽さを感じられている。

明日の商売の事を四六時中気にすることもなければ、貯金も自然に貯まる。連休でもシステムが金を生み出してくれている。

 

今の中高生は真面目に親の言う通りにしても大企業もあと10年くらいでだいぶ格差が出てきて死ぬところは死に始めるのでなんの享受も得られない可能性がかなり高くなる。

日本は雇用規制や岩盤規制を破壊して社会の新陳代謝を良くするような施策は10年くらいの時間軸では大きく変えられないでしょう。民主主義である限り。

 

そのうちテクノロジーの進化が勝手に進んでいって働かなくても良い世の中になると思う。そして後追いで社会設計がやむを得ない形で適合していくんだろう。

 

高級ホテルでそんな近未来の成り行きサラリーマン像を予測してみるのでした。

 

それでは。