労組中央委員2期やってます(24/2/9)

私は今会社の労働組合の中央委員というポジションにいる。各工場に定数置かれており、東京本社では2人いるがそのうちの一人が私。かれこれ2期目に入り3年程任務しているのだ。

労働組合の中央委員は私にとって副業みたいなものだ。2ヶ月に一度程、中央委員会で神戸出張したり、半年に一回土曜日に支部学習会に参加して飲み会したり、ゆるゆるとやっている。活動費も支給される。今のところ辞めるつもりはない。

2年ほど前から、春闘がかつてないくらい世間から注目を浴びる行事と化してる。それは30年続くデフレがいよいよ終わるかもしれないという、日本経済の雰囲気の変化の現れである。それより前の春闘はせいぜい2〜3千円のベアアップ要求に対し、会社からは1千円アップ回答、といった程度の賃金交渉が長らく続いていた。実際問題会社は余裕がなかったし、組合は賃上げよりも雇用の維持を重視してきた節がある。ところが昨年、ベア1.4万円要求に対し会社は満額回答したのだ。桁が違うし、満額回答も珍しい。決して会社の業績が爆上げした訳でもないのにだ。

そして今年、賃上げによる経済の好循環がきる為には単年で賃上げが終わってしまえば当然ダメであって、今年も各会社の労働組合内部では強気な要求値が纏められていることだろう。

まだ現時点では今年の春闘の会社回答が出揃うのはこれからであって何とも言えないのだが、少なくとも多くの大企業に関しては要求通りの回答となるだろう。人材不足時代の中、優秀な人材を確保するには「人への投資」と皆言い出した。

賃上げはありがたいことだが、こうも急に変わるものだろうか。人材不足の予測は前から分かっていたことだったし、欧米企業との賃金格差もじわじわと広がっていた。大企業が賃上げの余力がなかった訳でもない。

個人的にこのムードの急な変化を起こさせた出来事はやっぱり穀倉地帯のウクライナをロシアが侵攻した結果によるコストプッシュな物価インフレだったのだと思う。きっと他に色んな要因も重なってると思うけど、日本国民が値上げに慣れたのだ。そしてそれに乗じる形で岸田総理が賃上げメッセージを経済界にもかなり声高にプレッシャーし賃上げを醸成した。

 

そんな訳で、組合活動終わりに神戸の営業チームと飲み会して、夜遅くに稲毛の自宅に着きました。。
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